名前 ロサさん  
 
補足
☆一回目訪問 カジュが飛んで行った先は
再訪でいつも訪れる 海が見渡せる庭でした。
はじめは誰もいらっしゃらないので 城壁から海を眺めていました。
 
私達が入ってきた違うアーチから サーチェスさんがやって来られて
「お待たせして申し訳ない」 という感じで、丁寧に胸の前に手をおき一礼されました。
 
その後、お城の塔の向こうに初めて案内していただきました。

お城の2階に上がり、個室に案内されると、そこにはロサさんが いらっしゃいました。
六畳くらいの少し縦長の石造りの部屋には カーペットが敷かれ、
豪華な丸テーブルに椅子が二脚とチェストがあり
ロサさんの後ろには大きなアーチ状の窓が開いています。
 
ここはサーチェスさんのインナースペースらしく、時代的には まだガラスが無いので、
窓からは海の風が直接入ってきます。
 
カジュはロサさんとの再会を喜び、仲良くダンスをしていました。
私は、部屋の入口近くに控えていたサーチェスさんの横にいたのですが、
彼の服の豪華さに目をみはりました!スカーレットに金糸の刺繍がめちゃくちゃ豪華です。
 
それに比べるとロサさんは意外にあっさりした服で、
スイスの民族衣装を思い出させます。
 
ひとしきり踊り終えたあと、カジュを窓辺に止まらせおしゃべりしたりして、
ロサさんはのんびり美しい碧い海を眺めていらっしゃいました。
ふと、ロサさんに 「今のご本人様に伝えたいことはありますか?」と聞いてみました。
 
彼女はニコニコしながら水色の折り紙で折った、奴(やっこ)さんを見せて、
ビリビリに破いて海に散らしておられました。
 
☆二回目訪問
いつもサーチェスさんのインナースペースでロサさんに会っている気がしたので、
今回は「彼女がいつもいらっしゃる場所まで連れて行ってください」と
サーチェスさんにお願いしてみたところ、彼はいつも出てこられていたアーチに向かいました。
 
日が優しく降り注ぐ林道を進むと左側が崖になっていて、その先にまたお城が。
いつも最初に出る、無骨な四角いお城と違い、
尖った屋根があるお伽話みたいな可愛いお城の塔が見えました。
「これはロサさんのお城ですか?」と質問したところで私が気を失いました。(寝てしまったのです)
 
意識を取り戻した時、私は木にもたれ、座った形でサーチェスさんのマントをかけてもらっていました。
(ありがとうございます、サーチェスさん)
でも、彼の姿はなく…傍にはウサギがいました。「ウサギ…?」そのウサギをよく見ると
ウサギの着ぐるみを着たカジュだったのです?!
 
それ以来、再訪をするたびに、その姿でお邪魔する様になりました。
(ロサさんもこの姿で良いとおっしゃったので、右下の絵はウサギカジュで描かせて頂きました。)
 
☆三回目以降の訪問
同じようにサーチェスさんにあの可愛いお城の入り口まで案内されると、
ロサさんが立って待っておられました。
 
「ご本人がお城の中を案内してくださるんだろうか?」と思っていたら
彼女と共にカボチャの馬車っぽい可愛い馬車に乗せられて 森深くに向かいました。
行く道は…まるで緑が、中心に向かって ギュウギュウと吸収されていくような道。
(こんな感じです↓)

 
特殊な道で先に進んでいる感じがしません。
どうやって向こうの空間に 辿り着いたかわかりませんが・・・
やっとその先の野原に出ました。 (右上のイラストです)
 
絵にある左側の、緑が濃い木のあたりから私達はやってきました。
地面は草が生えている感じがしない模様のような薄抹茶色の草原に、
青とピンクの花が可愛く咲いています。
 
空も特殊な色で、透明感があるパステルグリーンのグラデーション。
ロサさんが休むような家はなく、只々…大地が広がっていました。
 
彼女はくるくる踊った後に、ばったり大地に倒れ大の字に寝て、
とても自由で楽しそうでしたv
 
寝転がった状態で真上をみると、深い紺色の夜の色で、
ある時ロサさんの空間に行くと、月のような白く大きな惑星が空に昇ってゆきました。
 
この野原はどうも宇宙空間と繋がっている感じです。
その後、装飾などの細かい部分を確認のために、再訪させていただく時は
サーチェスさんの乗る馬の後ろに同乗させてもらいました。