名前 ハイヤーセルフ ダナ・フルール.ド.フルールさん 
  

補足
飛んで行ったカジュは静かな洞窟の奥の湖の前に降り立ちました。
カジュは私に透明な水を飲むように促し、自分は暗い湖の奥へ泳いで行ってしまいました。
 
ティアさんがカジュの真下にすうっと現れ、嬉しそうに一瞬カジュを抱っこし水面から持ち上げると
そのまま水中に沈んで行きました。
 
水面は何事もなかったみたいに静かになり「おいていかれたかも…!!」と
私も水の中に入り追いかけました。
 
カジュはティアさんに脇にかかえられ大人しくしていました。
ティアさんに「まって〜私も連れて行って」とお願いすると、
ティアさんは私に手を差し出し繋いでくださいました。
 
湖の底なのか…奥は真っ暗闇で、何の障害物もなくただ透明な水しかありません。
ティアさんにハイヤーさんの所に向かっているのかをお聞きすると、
右側を指し示し私達はそっちにゆるくカーブしました。
 
右側も暗闇だけで何もない感じだったのですが、
進むと花のトンネルのようなものが見えてきました。
花達は現実の花と比べ物に ならない大きさで、葉っぱが付いておらず、
トンネルの内側をびっしりと覆っています。
 

 
ほんのり ピンクの五弁の花や桔梗のような紫の花など様々です。
花のトンネルの一番奥にあったのは芍薬か 薔薇か…幾重にも花びらが重なる大きな白い花が
トンネルの出口をふさいでいて、ティアさんは その花びらの隙間にするりと入りました。
出た場所は平均台のような桟橋のような細い道。
 
その両端にはヒラヒラとレースのカーテンみたいな謎の物体が付いています。
背景は暗闇でその中にも幾つかヒラヒラ付きの 平均台が浮遊しているのです。
平均台を進むと奈落のような闇が広がるかと思いきや…
 

 
下には 先ほどのトンネルの花よりもっともっと巨大な花が咲いていました。
花の中心からは何か オレンジの微細なエネルギーが噴水のようにふき出ていて、
ティアさんとカジュは知らない間に、そのエネルギーが降り注ぐ場所(平均台)に飛んで移動していました。
 
二人共それを浴びてすごく幸せそうです。「ティアさん、それ水ですか?」と聞いてみると
「き」と言われました。「ハイヤーさんのエネルギーなのかな…?」と思っていると
そのエネルギーが出ている花の中心部の上に、人の姿が像を結び始めました。

足から見えてきたのですが…それが下の華やかな花から想像も出来ない服装…
足元はネイティブの狩人が履いているような毛皮で覆われたモフッとしたブーツだったので戸惑いました。
 
上半身に目をやっても狩人の印象は変わらず、毛皮のマントをまとっている感じです。
もっとも驚いたのが…肩から巨大な角が生えていることでした。
見間違いかなと思い「弓矢セットですか?」とお聞きすると、NOと首が振られ、角でOKが来ました。
まだあまり服装や顔の詳細が見えてない時だったのですが、額のアクセサリーはハッキリ見えました。
 
真珠のような虹色の輝きの光沢がある宝石です。
カジュとティアさんは下の方でまだエネルギーとたわむれていて
ハイヤーさんとのコミュニュケーションの仲介的なことはしてくれそうもなかったので
 
無口そうなハイヤーさんと正面から対峙した私は、この時少し疲れていたので「元気をください」と言ってみました。
すると額をゴツンと私の頭に勢い良く当て、同時になにか呪文めいた言葉を唱えられました。
とても間近に見たハイヤーさんの瞳…燃えるような青緑の目の鋭さがとても綺麗だなと思いました。
 
2度目に訪問した時も前回と同じように過程があり…右に曲がる所までは一緒で…
花のトンネルはありませんでした。
 
ハイヤー空間とティアさんの湖の底がツーツーになった感じです。
今回ビックリしたのが、ティアさんが人魚に変身したことです!
ドレスは長いままで尾びれがヒラヒラしていました。早く泳ぐ時は変身するみたいです。
 
暗闇の中の透明な水の世界を奥に行くと…
巨大な花が今度は天井(?)から現れ、真ん中からまたエネルギーが出ていて
ティアさんとカジュがまたそれを浴びてご機嫌にしていると
 
下に流れるエネルギ−の流れに沿って
ハイヤーさんが現れたのです。ティアさんはそのハイヤーさんを受け止めるように腕を広げ
(彼女の足は人型に)受け止めるだけかと思ったら、ハイヤーさんも彼女を愛しそうに ぎゅと抱きしめました。
 

 
ハイヤーさんの見た目が「堅物っぽい」と感じたので意外に思いました。
今回は顔と姿の詳細を見せて頂いたのですが…
 
前回宝石があった額には飾りがなく、第三の目が 縦に開いていてその瞳が赤色なのが印象的でした。
絵には宝石を付けている状態で描いて欲しいと 言われました。
 
服の金の模様は、波や龍みたいです。マントには何か獣の尻尾のようなものが 付いていたのですが
全身画に描くとどうしても手前の毛皮が垂れているだけにしか見えないので
 
省きました。いろいろスケッチさせて頂いた後「また来ますね」と言った私の頭を
ハイヤーさんが グリグリと撫でてニッコリ微笑まれたのです。
 
この時…この大きな花はやはりハイヤーさんのエネルギーの形なのだと思いました。
この空間も全てハイヤーさんのエネルギーの現れ。
広大で愛にあふれていて、優しく 美しいこの花がハイヤーさんの真実の姿なのでしょう。
 
少し取っ付きにくそうなネイティブの シャーマンか狩人っぽい姿は、今伝えたい象徴的な姿だと思われます。
 
三度目以降…ハイヤーさんは 私にもハグをして迎えてくださいました。
白い毛皮はスベスベでモフモフでとても気持ちよかったです。
 
角は何の象徴なのかお聞きしてみると「力と強さ」の象徴だと言われました。
来る時にも右側に曲がったし、右側が強調されているように感じます。
 
別の時ハイヤーさんは花の上に浮かんでいました。あぐらをかき…低い声でなにか歌うようのな詠唱をし
手からは、描くのが難しそうな三角形の連続体が出ていました(一筆描きの感じでした)。
 
カジュは何故かあまりハイヤーさんとは関わらず、下に広がる花に飛び込み
ひたすら温泉のように浸かって安らいでいることが多かったです。
 

 
ハイヤーさんやティアさんが仲良く花びらに座り、そんなカジュを眺めていたりもしました。
この巨大な花は、実はエネルギーだったようで、花びらは時に透き通ったりしてゆらめき
そこがなんとなくティアさんの所の水の波紋を思い出しました。
背景の闇も暖かくしっとりしたやさしい闇です。