名前 アロフさん 幻獣名 ルフ(ロック鳥) 年齢 200年くらい生きた 体長 立つと20mくらい(5階建て) 住処 高い岩山の洞窟 性別 男性 補足 インナースペースに飛んでいったカジュは 暗闇の中でゴリラのドラミングみたいに胸をたたき、上に向かってピッチューと鳴きました。 どんなインナーさんが出てくるのだろうと、ドキドキ待ったのですが インナーさんがいらっしゃる気配がありません。 上を向いているカジュから察するに、どうも…天井におられる感じです。 「天井?」といぶかしむと、カジュは早速飛んで行き、フカッとした場所に到着しました。 逆さ状態で散策するカジュ。 その広さから、天井いっぱいに毛が生えている生物が張り付いている感じです。 大きな生物の顔を探して移動すると、振り向いた鋭い猛禽の瞳が現れました!「巨大な鳥…!!」 カジュとインナーさんの対比はまるでUFOとその巨大な母船のようでした。 天井にしがみついているインナーさんに降りて頂き、全身が見えると、 それは巨大なフクロウだったのです。 驚いていると「我はいしにえの神である」と聞こえました。 インナーさんは羽根と首の後ろの羽根を大きくアピールなさいました。 ふくろうに無知な私は、「首の後ろにも尾羽根みたいに広がる羽根があるんだ… さすが幻獣」と関心しました。ご本人様にお名前を聞いて頂き、アロフさんと判りました。 どこの地域で生きておられたかをお聞きすると、シュメールあたりと言われました。 鳴き声は「デュー」と低めの声です。 二回目訪問時、飛んで行ったカジュはモフッと尾羽根の根本に到着。 そこではお話できないので、顔の方に飛んでもらい「こんにちは〜」とアロフさんに話しかけると 「デュー」と返事をかえしてくださいました。 対面セッション時に見えなかったアロフさんの居る所は洞窟でした。 巣は地面を少し掘ってあり、土しかありません(右上のイラスト)。 いろいろ質問をすると、彼は頭を振って答えてくださいました。 それを要約すると…アロフさんは夜行性で、でも日があるところでも活動は可能だそうです。 いにしえの神とは、シュメール以前の時代のようで、生贄など…人間から報酬をもらっていました。 首の後ろの羽根は、興奮すると上がるのですが、威嚇だけでなく…楽しくても上がるそうです。 絵を描く段階で、フクロウの動画や写真や図鑑を見て判ったのですが、 首の周りにあるのは尾羽根ではなく… 普通のフクロウにも翼の根元のほうに、ふわふわとした羽根があり、 翼をおもいっきり持ち上げると一緒に立ち上がり、 扇状になる構造でした。 なので左下のイラストは、その写真をもとに描きました。 身体の大体の色詳細を見せて頂いて、また質問に戻り、 アロフさんにはお嫁さんもおらず、子孫も出来なかったと聞きました。 食べ物は肉食で、恐竜や哺乳類を食べていたと聞いて驚きました。 彼いわく、恐竜を食べて人間の集落を守っている(…と人間に思われた)ので、信仰されたのだそうです。 ということは、人間と恐竜が共存した時代… 現在の歴史では認められていないオーパーツ(場違いな工芸品)には、 恐竜を世話する人間などの絵が描かれた物があり、 1万2000年前頃と書いてありました。 ちなみにアロフさんから生贄を求めたことはないそうです。 「人間としゃべることが出来た?心通わせた?」とお聞きするとNOと言われました。 そのあと、ここがどこか判らないので… 「アロフさん、飛んでみて頂けますか?」とお願いいしますと、 ドフドフと洞窟を走って出ていき、明るい外に出たなと思った瞬間、 バッと翼を広げ太陽に向かって飛びたちました(全身図)。 恐ろしく高い 塔みたいな岩山に住んでおられたようで、 遙か下には原生林が広々と広がっています。 2度目以降に行くと、アロフさんは眠っておられることが多かったので カジュに起こしてもらいました(右上イラスト)。 洞窟の高さは、アロフさん の背丈がギリギリ入る感じだということが判ったのですが、 彼は頭が擦れるのが良いらしく、狭いところがかなり好きみたいです。 フクロウは知恵や幸運の象徴だと言われたり、逆に夜に活動する ことから冥界に通じる鳥とされたりしました。 古代神や精霊系幻獣系の中でどれがアロフさんに近いか聞いてみました。 悪魔の中のフクロウっぽいアモンや ストラスに関係するかとお聞きすると違うと言われました。 メソポタミアの リリス…女悪魔(悪霊)がいるのですが、 あれは、なんとなくアロフさんの一族の畏怖が、伝説的に残っているだけだそうです。 どちらかと言うと、ペルシャ地方の伝説の巨大鳥のロック鳥(ルフ)というのが一番近いそうです。 言語学の話では、「フ」というのがシュメール語で鳥を表す言葉の一つらしく 最古の漢字「不(フ)」が鳥を表し、全世界的に…妙に共通するらしいです (ルフも「フ」フクロウも「フ」)。 アロフさんの名前にも「フ」が入っているのを不思議に感じました。 |