名前 れんせいさん 精霊の種類 妖狐の白狐(野狐) 国籍 日本・岩手県 遠野(18世紀 江戸時代) 身長 狐(高さ30m位)人間(175p) 年齢 今の姿200歳くらい(280歳まで生きた) 性別 男性 補足 飛んでいったカジュが着地した地面は、フワフワとした所でした。 カジュは気持ちいい地面を飛び跳ねるように進みごきげんです。 地面がこうゆうパターンはもしかして…「カジュ?ここはインナーさんの背中?」と尋ねると、 コクコクとYESの返事。スケッチしていた目をインナースペースに戻すと、大きな尖った耳が2つ見えました。 カジュは耳の間に立つと、遠慮なくインナーさんの顔を滑り台にして、 鼻ずらからポーンと地面に着地 しました。 振り向いたカジュの後ろには、前足を組み休んでいる姿勢の巨大な狐のインナー さんがおられました。 犬でもなく狼でもない。狐で問題無いかを質問し、YESを頂いた後すぐに 狐さんはすくっと立って私達に背を向け、去って行かれたのです! 「いやまだ、なんも質問して ないし〜カジュ追いかけて〜」とカジュに飛んでいってもらいました! のっしのっしと進む 狐さんの口の近くに、虫みたいなカジュが近づくと 狐さんの口がボソッとなにか喋ったように動きました。 「帰れとか言われちゃった?」とカジュに聞くと「違うぴちゅ、付いて来いぴちゅ」と言うことだったので ホッといたしました。狐さんが私達を案内したのは、森深いところにある淵でした。 結構深く、滝が あります。「住処ですか?」とお聞きすると、違うと言われました。 淵近くの神社だったみたいです。 お稲荷さん…神様の使いの狐だということと、男性だということと、 油揚げも好きということを お聞きしただけなのに、 また踵を返して黙って行ってしまわれました。 「人間姿にも成れますか~?」 と聞くと、軽く顔だけで会釈をしてYESの返事をくださいました。 「次回は人間姿になってください ね〜!」第一印象では無口でニヒルな狐さんなのかなと思いました。 二回目…カジュが宙返りして インナースペースに向かうと、 人間の手がはいっていないような、丈が長い草が生えたところに出ました。 前を見ますと、伏せ姿勢の狐さんの背後に出たようで、彼はとてもご機嫌なのか、 大きな尻尾を横にブンブン振っていました。 私達の気配に気がつくと、早速立ち上がり近づいてきました。 カジュは鼻を経て、ふかふかした頭の天辺に陣取りました。 嫌がれるかな?と一瞬思いましたが、狐さんはニコニコと上機嫌で歓迎ムードです。 「もしかしてすごく楽しみに待っていてくださったのですか?」 すると彼は強く頭を縦に振り、YESの仕草をしました。 「今日は人間に…」と言うと更に強く頷き、シュシュシュ〜と一瞬で縮み、 その姿に私は目が点になりました。 狐耳付きキャラは想定内ですが、まさかまさかの現代服!?ダブルの革ジャンのファー付き、 ズボンも靴も革。「ええ?!着物姿じゃないの〜?!」髪型もかなり今っぽい。 想定外の姿に戸惑う私は置いといて、インナーさんはカジュをまた頭に乗せ 「じゃっ」て今日はこれまでという感じに行ってしまいました(カジュを乗せたまま…)。 三度目、飛んでいったカジュが突撃したのはインナーさんの尾っぽでした。 そのまま背中に乗ってご挨拶。ぶつかった場所が微妙だったのか ちょっと不機嫌なインナーさんに、背中から降ろされました。 極上の毛並みの上で、もう少し遊びたかったカジュは食い下がり「コロコロしたいピチュ」と要求。 狐さんは優しくも「しょうがないな」とカジュだけをまた乗せてくださったのですが、 地上に居る私に「でよ〜…」と話を始めた瞬間に、人間姿に変身。 背中の ふかふか野原が一気になくなってカジュはガーン! シクシクしているカジュをインナーさんが慰め 「頭の上でどうだ?」 「なんか違うピチュ(面積が)」。 カジュのために大きな狐に戻って また二人だけでどっかに行ってしまいそうになったので 「私も乗せてください」と付いて行き ました。 私達を乗せた狐さんは空を飛び、深い森や淵を、軽々と飛び越えました(全身画)。 飛べるんだ…すごい!とカッコイイ姿をスケッチしていたら… 次にインナースペースに目を移すと 突然、用務員さんが住んでいるような1間の部屋になっていました(左下イラスト)。 こたつがあって 4畳半くらいの部屋の隅には、昭和レトロな四角い脚付きのTVがあります。 「ええ?!」また意外すぎる背景にとまどいつつ、ここはどこかと聞くと彼の家で、 外にはいくつか赤い鳥居が並び、社の近くみたいです。 こたつでなごみつつ、いろいろ質問させて頂きました。 淵に近い神社付きの狐だったけどもう廃れて、 現在の遠野にはないこと。社と共に彼も消えたこと。寒いのが嫌いなこと (10/28に初めて人間化した時は、コートの中はTシャツだったのに、11/5はタートルネックに変化)。 狐火は赤紫色だということ。 なぜ現代風の衣装なのか聞くと、「趣味」とのこと。 人間化した時、爪伸ばして描くかと聞くとNOと言われました。 年齢を聞き、妖狐の種類を調べ、彼の年齢では人に姿が見えるレベルの野狐という妖狐だと判りました。 その中でも白狐は善狐だと書かれていたので「良い狐だったんですね?」と聞くと 一瞬黙って…ニコニコしたまま頷いておられました(あの妙な間は…?)。 あと、干し柿がものすごくお好きなようで、無限にズボンのポケットから出てきます。 |