名前 ケイティティル・ミガットさん 年齢 15歳 国籍 新バビロニア国(ネブカドネザル2世治世時代) 身長 160cmくらい 職業 兵士(18歳以降) 前世バージョン ○ 補足 飛んでいったカジュが降り立ったのは、白く乾いた大地でした。 カジュは荒野をダッシュで駆け、途中左手に何か大きな建物が見えたのですが そこには向かわずただ真直ぐ進みました。 すると前方に大きな城壁が…城壁は左右にも広大に続いていて 入り口らしきものが近くに見えません。 カジュはそのまま城壁を足で駆け上りヒョイと乗り越え壁の中に入りました。 そこで私はスケッチするため一時現実に目をむけ すぐにインナースペースに目を戻すとカジュのいる場所は草木であふれた森になっていました。 城壁の外の荒野と中の緑の茂り具合の差がすごくて 驚きながらも、カジュと一緒にその豊かな森の中を散策しました。 すると木の陰に人影が…スラリとした青年が現れたのです。 陽射のもとに出てきた彼は少し若く、年齢を聞くと15歳だと言われました。 金髪に少しタレ目がちな王子様めいた彼をスケッチしながら… 以前にも金髪巻き毛のインナーさんがいたので 「これ以上私に美形の描き分けができるかな?」と独り言を呟いていたのを聞かれてしまい その言葉が彼の笑いのツボにハマったみたいで クスクス笑いから始まりどんどん笑いが止まらなくなりしばらく会話が出来ない状態に。 笑いが収まった彼は 私達を森の奥に案内してくださいました。 そこには 岩に囲まれた小さな泉がありました。(全身画のイラスト) 小さな滝が流れています。 森の中にポツンとあるので聞いてみたら 人工の泉らしく彼のお気に入りの場所だそうです。 「城壁があるここはどこですか?」とお聞きすると、来た情報は紀元前のメソポタミア文明。 私の頭の中のメソポタミヤと言うとシュメールやヒッタイト帝国が思い浮かびましたが どちらもちょっと違う感じで1回目のセッションの後、いろいろ調べ「新バビロニア」となりました。 バビロニアは、古代バビロニア(有名なハンブラビ王治世)と 一度滅びた後にまた興った新バビロニア王国があることを知りました。 彼が生きていた時代はその新しい方で 世界七不思議で有名な「バビロンの空中庭園」が作られた逸話が残る… ネブカドネザル2世という王様がいた時代です。(調べながら彼に質問をしていきました) ユーフラテス川を挟んで作られ繁栄した国家はエジプトと戦ったり ユダヤの国を滅ぼしたりしたほどの強国で旧約聖書にも登場します。 伝説の空中庭園とは愛する王妃のために建てられた宮殿上に造られたものだそうで 5段の階段状になっているテラスに土を盛り、水を上まで汲み上げて下に流し、 樹木や花などを植えたという話です。 現代なら電気で水を汲み上げることが可能ですが 古代ではかなり高度な技術が必要なので、七不思議に数えられました。 二回目に訪れた時、彼はまた緑深い森の中におられました。 2回目はカジュがウサギの着ぐるみを着ていたので、それを見た彼はまた大爆笑です。 あまり彼の笑いがおさまらないので、カジュは木の影に姿を隠しました。 笑いが収まった彼の服装などをゆっくり見せて頂きながら、 いろいろ個人的なことを聞かせて頂きました。 服は簡素なのですが、腕輪が豪華なエジプト風の模様。 これは真鍮製で、右手にしている腕輪は本物の金。 金や輸入モノを身につけているので、王族か貴族、商人の息子なのかを質問すると、 商人の息子だと言われました。どんな商売かと聞くと、 建築資材…木材や焼きレンガを商っておられたようです。 繁栄を極めたバビロンは建築ラッシュの真っ最中。 現在復元された有名なイシュタルの門や、何重にも張り巡らされた長い長い城壁、 有名なバベルの塔や城や家も、この国はほぼ焼きレンガで出来ていたのです。 大金持ちの息子さんなんだ…と思いながら 上にご兄弟がIいるのかを聞いてみましたら、姉と妹に挟まれた1人息子ということ。 「将来は商売を継ぐのですね?」とお聞きすると、彼は兵士になったと言いました。 「1人息子なのになぜ?」すると彼の状況の情報がやってきました。 彼はお妾の子供なので、後は継げなかったのだそうです。 15歳の時はこうして自由に駆け回って遊んでいた彼は 18歳から本格的に兵士になる訓練を始めたとのことでした。 そんな話をしながら森を抜けると、そこは小高い丘。 大きな川を挟んだ対岸に立派な宮殿のような建物がありました。 そこから眺める風景も彼のお気に入りだと聞きました。(右下イラスト) 古代バビロンの遺跡から作った現代に作成された想像地図があり 川との位置関係をみると空中庭園があったとされる所が、 彼が気に入って眺めている宮殿ぽく… 上に植物が植わっているのかと彼に聞くと(そこまで詳細が私にはみえないので) 植わっているとお答えを頂きました。 三度目に伺うと彼は宮殿横のユーフラテス川に 足を浸け私達に手を振って迎えてくださいました。 (うさかじゅ姿にも慣れた みたいです) いろいろな事情があるようですが、彼はいつも明るくて楽しそうで 少し左に小首を傾げながら笑う姿がとても魅力的でした。 |