名前  キャルさん   年齢 300歳くらい
 
国籍  イギリスの森の中      身長 約15p
 
精霊の種類  小人、妖精ブラウニー
 
前世バージョン ×
 
補足
カジュが飛んでいった先はヨーロッパ風の森でした。
日本の森のように山中の坂道にある感じではなく、平地にある森です。
 
カジュは一旦針葉樹のテッペンにとまってから、地上に降りました。
木々の落とす影は暗く、木漏れ日もあまり差さない森を、てくてくと進んでいくと
カジュの背より少し高い、花畑に出ました。
 
全体がぼんやり黄色い感じにしか解らなかったのですが、
良く見ると菜の花畑のようです。
 
その中の草を掻き分けカジュが進むと、後ろを向いて何か作業をしている
小さな背中が見えました。熱心に作業に集中しているのか、
彼は私たちに気がつきません。
 
「こんにちは」と声を掛けると振り向き「やあ!」と満面の笑みを返してくれたのですが
その後スグに作業に戻ってしまいました。
(みえた歯は人間の歯より少し尖っていてギザギザした歯でした)
 
「仕事熱心なインナーさんだなあ」でも、それではスケッチ出来ないので
カジュに彼の背中をトントンしてもらい振り向いてもらいました。
 
似顔絵を描きに来た事情を説明し
「作業を止めて申し訳ないですが、ちょっとコッチ向いていてくださいね」と
お願いしました。今までの妖精さんとえいば、子供の姿が多かったので、
彼の姿は以外でした。
 
体型的には肩幅が狭く少年っぽいのに、雰囲気は落ち着いていて
人間で言えば成人男性ぽく、童顔な大人という不思議な感じでした。
 
鼻がかなり高く、髪は柔らかな白に近い金髪で、
瞳はビー球か水滴のような、優しい青緑色。
 
服はかなり簡素で、ベルトが革か縄なのか、紐なのかと思っっていたら
花の茎をちょっと割いて、その部分に花をきゅっと入れた、おしゃれなものでした。
 
名前のヒントをくださいとお願いすると「カルキャロル」みたいな音が来ました。
そこから導きだされた「キャル」というお名前以外にも幅を広げて「カルロ」等も
聞いてみましたが「キャルさん」となりました。
 
「この菜の花畑の中にお家があるのですか?」と聞くと違うというお答えがきたので、
再訪でお家を見せて頂く事にいたいたしました。
 
再訪でも、鬱蒼と木々がおいしげる暗い森をテクテク進んだのですが
その先に、一条の光が差し込む朽木の洞が在りました。(右上イラスト)
 
その朽木の中がキャルさんのお家みたいです。
洞には彼一人入れるような可愛いドアが設置してあり、
ちびかじゅの顔でも入れられません。
 
中は凄く簡素でベッドと小さな丸い椅子があるだけです。
布で覆ったベッドのクッション材は枯れ草(干草)。
床にも枯れ草が敷き詰められ温かさを保てるようにしてありました。
 

 
初訪の時、菜の花畑で集めていたのは、それだったようです。
食事や炊事は全て外で済ますようでした。
 
彼はごはんを採りに森に向かうところだったので、同行させて頂きました。
木の実や木苺、果てはバッタまで採って食べるみたいです。
(バッタは罠で捕まえます、罠の詳細は見えませんでした)
 
「バッタ…生で食べるのかな?」と思い、恐る恐る火はおこすのか聞いてみました。
すると手から蛍の光みたいなものを出し、コレで点けると話してくださいました。
(いろんな色が出せるみたいです)
 
彼はカジュのフカフカの胸を撫で、その羽毛が気に入ったらしく
「干草のかわりにベットの中に入れたらさぞ暖かいだろうな…ちょっと貰えないかい?」と
カジュに交渉を持ち掛けていましたが、それをカジュはフルフルしてお断りしていました。
 
彼は残念がっていましたが、気を悪くした感じもなく
「他の鳥の羽根を集めるか」と、思ってくださったみたいです。
 
キャルさんは、身の回りの生活をステキにすることに専心(趣味)しているようにみえました。
キャルさんはカジュが居るうちに、フカフカの羽毛を堪能しておこうと、
木漏れ日をあびて二人でまったりしていました。
「家の中にこんなソファーも作りたいな」とつぶやいているキャルさんでした。