名前  シードさん     性別 男性
 
竜種  グレードラゴン
 
身長  全長100mくらい(座って40m前後)
 
吐く焔の色 内側が水色のオレンジの焔
 
前世バージョン  ×
 
 
カジュが雲海の中を飛び、たどり着いたところはそそり立つ岩山が林立する所でした。
岩山に沢山雲がまとわり付き、断崖絶壁の下を見ても雲ばかりです。
 
地表が見えないからか、あまり恐さを感じません。
周りを見回しても木一本無い岩山の色が少しグランドキャニオンを思い出させました。
 
一体こんな凄く高いところに「どんなインナーさんが居るんだろうね」とカジュに目配せしましたら
カジュが顔を上に向けました。「え、上?」大きな影が頭の上を凄い速度で通って行きました。
 
胴体は飛行船並で、かなりの大きさと質量を感じました。
ただそのシルエットには、だだっ広い翼が付いていて…見覚えがあるあの形は「竜?!」
カジュがコクコクと同意しました。
 
胴体も鳥みたいに細身で、尻尾も胴体と同じくらいあって長いんだなと思いながら
しばらくその大きな飛行する影が戻ってくるのを待ちました。
 
竜さんが私たちの居る岩山にとまると、その巨大さがさらに顕著です。
顔が小さく、伏せがちな瞳は、細い瞳孔が赤色で、紫から内側に行くほど輝く金になっていました。
 
始め全身の色があまり見えず、ダークっぽいので
「ブラック・ドラゴンさんなのですか?」とお聞きしてみると、
違うと首を振られました。
 
何色で濃い色なのだろうかと、いろんな色を聞いてゆき
グレー(灰色)だと言うことになりました。
 
色と同様、静かで渋く、思慮深い印象のドラゴンさんです。
名前のヒントを下さいと申し上げると、
空から私たちの傍に「ドカンッ!」と何かが降って来ました。
 
地面にめりこんだ物体は、鉛色の正方形の金属です。
「??」それがフワッと浮かび上がり、桃太郎が生まれた時の桃のように
パカリと割れました。
 
光と共に現れたものは私の顔くらいある種でした。
「種だ…シード?!シードさんなのですか?」竜さんはコクリと頷きました。
 
聞き間違いだといけないので、一応「ジードさん」と言う名前でも聞いてみましたが
何度聞いても「シードさん」で良いとのお返事でした。
 
初訪では、グレーの背中の銀のトゲトゲの付き具合や、羽根のワイン色等、
姿をデッサンするので、時間がいっぱいになりました。
カジュは、彼の右側の羽根に付いている刺に乗り、何か話かけているようでした。
 
再訪時、シードさんはまた岩山の間を縫い、空を全速力で飛んでいました。
「あの大きさでめちゃくちゃな速さなんだな!」と関心しましたが
「初訪で見きれていない尻尾の先が見たいんだけどな…」と思っていると
 

 
カジュがピゥと飛んで行ってくれ、彼の顔の周りをジグザグに飛び挑発すると、
飛行するシードさんがカジュを追いかけてきて、私の前を通りました。
 
目の前を凄い風圧を感じながら、長い尻尾の先をデッサン。
その後またシードさんは私が居る岩山に着地してくださいました。
 
初訪後のご本人様とのメールのやり取りのお話をしますと
彼は口を開けて牙を見せ軽く笑った(喜んだ)感じでした。
 
ふと空を見上げると、薄い空色がグラデーションして
上のほうで宇宙色になっていたので、成層圏に近いのかなと思いました。
 
シードさんに「ココはかなり高度が高いんですね?
まさかシードさんは宇宙にも飛んでいけるのですか?」と聞いてみましたら
当然のことのように頷かれました。